2015年7月15日水曜日

勉強嫌いにさせる方法

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とあるサイトで、
「小学生の息子に『どれだけゲームをしてもいいけど、その代わりゲームしたのと同じ時間だけ勉強すること』というルールを課したら勉強するようになった」
と得意げに語っている人を見た。

こういう親をもった子どもはとても不幸だと思う。
こんなことを言われて勉強好きになる子がいるだろうか?
親が勉強することを “罰” “楽しいことの代償” としか考えていないのに、子どもが勉強好きになるはずがないじゃないか。

ぼくの親はとりたてて教育熱心ではなかったが、
「勉強したら○○してあげる」と子どもに対して言うことはなかった。

父は算数のおもしろさを知っていたから
「こんな問題もあるよ」
と、パズルを出してくれた。

母は読書のおもしろさを知っていたから
「この本おもしろいよ」
と、小学生にとっては難しめの、けれど小学生でも楽しめる本を与えてくれた。

おかげでぼくは、算数も読書も好きになった(ただし母は算数嫌いだったし、父は本を読まなかった)。

どうして教育をする立場にある人が、わざわざ勉強を苦役だと信じこませるのだろう。

わからなかったことがわかるようになるのはうれしい。
見えなかったものが見えるようになる、こんな楽しいことはない。
これは万人に共通する感覚だと思うんだけど。

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