2015年10月22日木曜日

【エッセイ】しょせんはキヨシ

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のどが痛いのでドラッグストアへ。
のどの痛みを抑える薬を持ってレジに並んでいると、おじいちゃん店員に声をかけられた。
「うがい薬はありますか?」

急に声をかけられたのでびっくりして、言葉が出てこず無言で首をふった。

「うがい薬がないなら塩水でうがいするといいですよ」

セットでうがい薬を売りつけようとする営業トークかと思ったが、どうも親切心でアドバイスしてくれているようだ。
塩水など勧めても金にはならないもんな。

「塩水が苦手ならお茶でうがいするのもいいよ。お茶でうがいして、最後に飲みこむんです。私はお茶でやってます」

おじいちゃんの話は止まらない。

 「へえ。飲み込んじゃっていいんですか」

「そう。あとは四つ折りにしたタオルね」

 「タオル?」

「タオルを四つ折りにして、のどに巻くんです。こうやって寝るとのどが楽になります」

 「そうなんですか。じゃあやってみます」

とは言ったものの、しょせんここはマツモト○ヨシ。
調剤薬局で薬剤師さんに云われたらすなおにいいことを聞いたと思えるのに、マツモト○ヨシだといまいち信憑性に欠けるというかなんというか……。

所属や肩書きで人を判断するのはよくないんだけど、やっぱり疑わしいんだよなー。
アドバイスの内容も、医療従事者の指示ってよりも、おじいちゃんの知恵袋ってかんじだしな……。

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